「勇者フルートの冒険」シリーズ7

シリーズ6をここでご紹介したのが、3月。それからまた、シリーズ7が完結しましたのでご紹介します。

今回も渾身の作品で、登場人物が多いのは前回同様なんですが、これまでのシリーズに登場していた人物も再び登場したり、新たな出会いがあったり、相関関係はますます複雑になりながらもうまく絡み合って、ますます面白くなってきています。というのも、おそらくは、登場人物それぞれの色濃い個性によるところが大きいのではないでしょうか。

その新シリーズはこちら↓

 勇者フルートの冒険VII -黄泉の門の戦い- 作者:朝倉玲さん
  http://www.sets.ne.jp/~asakura/tosyo/flute7/flute700.htm

 (勇者フルートの冒険 全作品の目次ページはこちら
  http://www.sets.ne.jp/~asakura/tosyo/flute-index.htm

今回のシリーズ7では、生死に関わる危機が訪れます。毎回、生死が関わってるようなものなんですが、今度は確実に死に向かいつつある一人の仲間のために、フルートや他の仲間達も死力を尽くしての戦いになるんです。敵は、残虐非道で狡猾で強力な魔女。

私としては、生まれながらにして悪の塊みたいなこの魔女の存在は大変興味深く、誇り高いわりには俗っぽいし、感情的な性質を持っているので、ストーリーを面白くさせていると思ってます。そうそう、悪役はこのくらい悪に徹していてこそ面白いのです。悪の哲学を長々と講釈されるより、悪の悪らしい根拠や気まぐれな手段をたっぷり楽しませてもらったという感じで、行き着く先はどうなるのかも気になってましたが、期待以上の納得のいく結末で、「さよ~なら~」とハンカチを振って見送ってあげたい気分でした。(笑)

フルートや仲間達も彼女に翻弄されるんですが、対抗する彼らも、仲間を何としても黄泉のふちから呼び戻したい一心で、協力し合い、あらゆる防衛手段を試み、闘っていきます。また、黄泉のふちにいるはずの仲間も、タダでは転ばない、さすがに勇者の仲間だけあり、このあたりも大変面白く描かれていて、空間を超えた戦いの物語に、どんどん引き込まれていきました。

シリーズが続くと当然のことながら、彼ら仲間たちの体も心も成長途上なので、戦いとは別のところで見守る場面もあり、こちらもシリーズの流れとして目が離せません。魔女との大決戦が一番の見所なのでしょうが、登場人物たちのそれぞれの行方も私にはワクワクさせられました。

よろしかったら、ご一読を・・・。できれば、シリーズを通してお読みになったほうがより一層面白いです。

なお、このページの壁紙のキャラクターは、
この作品とは全然関係ありませんので悪しからず。
何となく、メールちゃんのイメージが・・・ちょっとだけですが。(笑)

この記事へのコメント

2007年07月16日 08:24
いつもお世話になってます。
そして、今回も感想とTBを本当にありがとうございました。すごく嬉しいです。(*^_^*)

シリーズ開始時にはまだ11,12歳だった主人公たちも、成長してきて、そろそろお年頃。戦いはもちろんなのですが、本当に、彼ら自身の変化も目に見えてきて、書きながら、なんだか親の気持ちでいます。(笑)
2007年07月16日 11:13
完結までの執筆、お疲れ様でした。
ほんとにシリーズが長く続いてますよね~。
で、だんだん筆が冴えてきているのがよくわかります。
こう言っては、失礼に聞こえるかもしれませんけど、物語の少年少女たちの成長もさることながら、朝倉さんの「筆」の成長も見えるんですよね。(^-^) シリーズの1,2から較べれば、もう格段に中身の濃さの違いがわかります。スゴイですね~。
今後とも、楽しみにしております。
2007年07月16日 12:24
>こう言っては、失礼に聞こえるかもしれませんけど、

いえ~、とても嬉しいです。ありがとうございます。(照)

そうですね。「1」や「2」の頃と比べると、私自身もずいぶんと変わったなぁ、と思います。あの頃よりも、ずっと思い通りに書けるようになりました。もちろん、まだまだ精進が必要な若輩者ですが……。(^_^;)
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
2007年07月16日 13:03
生き生きと書いていらっしゃるのがよくわかるんですよね。
水を得た魚?(笑)
おかげで楽しませていただいてます。